
受賞者

第4回受賞者

プロフィール
西川 大貴Hirotaka Nishikawa
所属 | 東海大学大学院農学研究科 |
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役職 | 農学専攻2年 |
2019年 4月 | 東海大学農学部バイオサイエンス学科 入学 |
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2023年 3月 | 東海大学農学部バイオサイエンス学科 卒業 |
2023年 4月 | 東海大学大学院農学研究科農学専攻 入学 |
研究テーマ
シロバナユウガオ種子由来樹脂配糖体をシーズとした抗肥満作用に関する基礎研究
概要
樹脂配糖体はヒルガオ科植物に特有の成分である。化学的には有機酸、オキシ脂肪酸および単糖類から構成されるグリコリピッドで複雑な構造として存在する。そのため、生薬成分としての機能性、構造との関連性を精査した研究は進んでおらず、樹脂配糖体の有効利用性については、途上にある。そこで生薬成分や機能性成分として捉えられる樹脂配糖体の先導的シーズを探るべく、本研究では、シロバナユウガオ種子由来樹脂配糖体画分、単離成分を用いて、主として消化酵素阻害活性の評価とin silico解析を計画している。得られたデータをもとに構造活性相関を調べることで、将来的に日本発となりうる有効成分剤としての開発を目指し、続く樹脂配糖体の機能性研究の礎としたい。

プロフィール
宮内 優Yu Miyauchi
所属 | 崇城大学 薬学部 |
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役職 | 講師 |
2015年 3月 | 九州大学大学院薬学府博士後期課程修了 |
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2015年 4月 | 九州大学大学院薬学研究院特別研究員 |
2015年 5月 | 米国国立環境健康科学研究所 (NIEHS) Visiting Fellow |
2016年 11月 | 九州大学大学院薬学研究院助教 |
2020年 4月 | 崇城大学薬学部講師 |
研究テーマ
終末糖化産物受容体のタンパク質間相互作用に着目した炎症シグナルの抑制
概要
終末糖化産物 (AGEs) は、生体にとって不可欠な栄養素である糖とアミノ酸が結合することで生じる化合物の総称である。AGEsは食品の調理・製造過程で生成され、我々は日々の食事を通じてAGEsに曝露している。体内に取り込まれたAGEsは、細胞膜に局在する受容体 (RAGE)に結合し、細胞内の炎症シグナルを活性化することで、糖尿病やアルツハイマー病などを引き起こす。本研究では、RAGE機能を抑制するタンパク質を探索することで、食事に起因する炎症シグナルの軽減を目指す。
※受賞者の掲載順は五十音順となります。
特別枠

プロフィール
坂田 敦子Atsuko Sakata
所属 | 尚絅大学生活科学部 |
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役職 | 教授(尚絅大学生活科学部長、尚絅大学学長補佐(研究担当)兼務) |
1984年 | 熊本大学医学部附属免疫医学研究施設生化学部門助手 |
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1989年 | 医学博士号取得 |
1995年 | 文部省長期在外研究員(テキサス大学ヘルスサイエンスセンター) |
1998年 | (財)化血研(現KMバイオロジクス(株))嘱託研究員 |
2001年 | 科学技術振興機構(JST)RSP事業科学技術コーディネータ |
2006年 | 尚絅大学生活科学部教授(生化学、基礎栄養学、免疫学) |
研究テーマ
熊本の農産物・加工食品の特色を生かした管理栄養士の視点による食生活改善の研究
概要
熊本県は、トマト、みかんなどの農産物、肉用牛、乳用肉などの畜産物、芦北・天草地域の水産物など豊かな食糧資源を有しており、それらを原材料とした食品産業も盛んである。一方で、我が国は、食の自給率の低下、食の欧米化や外部化・簡便化、食習慣の乱れ等による生活習慣病の増加など、多くの食と健康に関する課題を抱えている。本研究では、熊本の農産物・加工食品等の栄養学的評価と利用状況実態調査を行い、管理栄養士の視点からの乳幼児、高齢者、スポーツ時、災害時など対象別に熊本の農産物・食品加工品の特色を生かしたレシピ開発と利用法の提案を行う。これらにより食生活改善と県内農産物・食品の消費拡大を目指す。
一般財団法人「ウェルシーズ」について
当財団は熊本県内の大学、若き基礎研究者への研究奨励金の寄附を行うことを目的として設立いたしました。
- 目的
- 若き基礎研究者への研究奨励金の寄附
- 代表理事
- 井出博之(創設者)
- 住所
- 熊本市中央区南熊本5-1-1 テルウェル熊本ビル 4F DAIZ内
- 拠出金
- 1,000万円
- 設立日
- 2021年4月1日